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Flexplate & Starter
エピソード

今回はフレックスプレートとスターターの交換です。
症状は、2~3年前からエンジン始動時にギアがかみ合わない時があったという所で、再度セルを回せば普通にエンジンはかかっていました。ですが、ある日突然スターターを回すと物凄い音と振動があり、それ以後はスターターのモーターの回る音だけが続くだけとなりました。当時はスターター交換だと思っていましたが、フレックスプレートのカバーを外し、見てみると・・・・フレックスプレートの歯が磨耗して丸くなってました。スターターよりフレックスプレートの交換は大変です。ミッション降ろさなきゃ出来ませんので、途方にくれました。
さて、何も分からない部品なので、まずは調べる事から始めました。新しいのを買って交換した・・・って簡単な話じゃありませんでした。
左の画像が元々のスターターとフレックスプレート。見事に減ってるのが分かるでしょうか?おそらくスターターが戻りきってないのも原因の一つかもしれませんが、時すでに遅し。フレックスプレートにもサイズや種類、素材や形状など色々ありますので、調べながら誤魔化してエンジンをかけてました。ちなみに、フレックスプレートカバーを外さないとこの姿は見えません。
誤魔化し方は、調べている間も、部品を発注して待っている間も一応エルカミは普段の足として通勤に使ってました。自宅と会社の往復だけですけどね。 スターターが空回りするのにどうやってエンジンをかけてたか・・・スターターが空回りするほどヒドイ症状なら乗ろうとする人がいないのが普通かもしれませんね。この方法を試すような人いるのか分かりませんが、必要なのはバール一本と根気かな。 車の横からしゃがんでバールを突っ込み、フレックスプレートをまわしてからスターターを回せばかみ合ってくれます。フレックスプレートというのはエンジン停止後、大体同じ向きで止まるので、磨り減った所以外はバリバリ歯があるんですね。もし、欠けてたり磨耗してたりしていたとしても、360度ある歯の一部に過ぎないんです。
フレックスプレートとは、ATの場合の名称? フライホイールともいいますが、MTの場合はフライホイールで、ATの場合はフレックスプレートと言うのかもしれません。少なくとも、自分が部品を探す時はフレックスプレートで検索してました。
フレックスプレートは外径が違い、歯の数が違い、プレートの厚みが違い、バランサーの有無があり、仕上がりの種類があるのですが、自分の車には何が対応してるのか調べなければいけません。これは実物を車の下から見れば分かると思います。年式や車種で違うはずですので、まず見てみるべきです。部品が違うからといって、ミッションを外したまま放置するのもなんだか嫌だなぁ・・・と思いました。
外径はインチ表記で、歯の数は168toothや157tooth、153toothなどなど色々ありました。 これは違っても大丈夫なのかな?外径が違うとスターターにかみ合わなくなるし、歯の数が違う場合はスターターとかみ合わなくなりそうなので、なるべく純正と同じ仕様を探しました。
バランサーも有りと無しがあります。これはハーモニックバランサーとセットで考えるもので、ハーモニックバランサーとバランス付きのフレックスプレートのセットが売ってる程です。間違うとエンジンからの振動が凄い事になりそうです。
結局、多少不安ながらも適応する部品が見つかったので、オーダーをしました。B&M製で、ボルトもセットで頼みました。
同時期にスターターも購入し交換をしました。
届いたスターターとフレックスプレート。
スターターは国内のオークションなどでも売ってますので、困らないでしょう。スターターを単品で買う場合は国内で調達したほうが早くて安い場合があります。フレックスプレートも社外品で沢山出てますので、適応が分かればあとは早いですし、準備まではすぐ出来ると思います。自分の場合は早かったんですが、作業を始めるまでの気合がなかなか・・・・
スターター交換は比較的簡単で、ウマとジャッキがあれば出来ると思います。スターターはボルト二本と配線二本、イグニッション関係程度ですから、楽勝ですね。

まずはスターター交換から
1,ボルトも一緒に買いましたが、付属であるので十分かも?
2.外した純正スターター
3.大小比較・・・小さいけど大丈夫?
4.バラして角度を調整中
車の下での作業なので抵抗がある人がいるかもしれませんが、作業自体は簡単、フレックスプレートカバーを外して、イグニッションからの線と、バッテリーのプラスからの線を外し、ボルト二本で固定されている本体を外すだけです。
注意する事は、必ず
先にバッテリーの線を外す事ですね。
じゃないとバッ直食らいますよ
自分はスターターが社外品になったので、スターターを回したときの音が変わり一人で興奮しておりました。スターターは対応の圧縮かどうか、ギアの形状は合うかなど調べて購入しましょう。スターターに取説が入っていれば見ながら、スターターのギアとフレックスプレートの隙間を測るよう記載されているときがあります。
そう、社外品のスターターは加工が前提のようで、シム入れなどの隙間調整作業が必要な場合があります。自分もこの隙間の調整作業をなんどか繰り返しました。
後にフレックスプレート交換が終わってから、調整作業がありましたので、この後に記載します。

フレックスプレート交換
1.トランスミッション外しの準備(下)
今回は、ちょっと大掛かりな作業で、安全面も危険が危ないという事で・・・以前マフラーをやり変えた時のリフトを再度借りました。そして、誰かに手伝ってもらうべきやと思います。小さくて見にくいかもしれませんが、まず、リフトで上げて、ミッションジャッキを用意します。まず、ヘダースが邪魔な事に今頃気が付きました(笑)ミッションを降ろすと思ってましたが、ヘダースを外すのは面倒なので、ヘダースから先を外して、ミッションを後ろにずらしてやってみようと思います。画像は、ヘダースから先を外した様子。ミッションを動かすので、これからドライブシャフトも抜き、ミッションオイルの配管を外します。フレアナットツールが必要ですね。
2.トランスミッション外しの準備(上)
下の作業もひと段落したら、リフトを下げて上からの準備。ミッションをエンジンと切り離すので、エンジンが傾きます。傾くとデスビが当たるかもしれないので、抜き取るのが一番いいですね。デスビキャップとローターを外すだけでいいかもしれませんが、スペアもないので外します。さて、これからエンジンとミッションを固定しているボルトを緩めます。上からと下からの作業になります。上からの作業はエンジンに乗って作業するつもりじゃないと、手が届きません。このデスビの奥にあるボルトですから、メガネかコンビじゃないと届きませんでした。で、・・・・サイズ忘れました・・・。
3.AT外し
上からと下からボルトを外せばエンジンとミッションが切り離せます。その他のミッションのディップスティックや、メーターケーブル、配線などを見ながらゆっくり降ろします。やっぱり二人でやった方がいいです、この作業は・・・。何とかミッションが降りましたが、ケーブルなどに限界があるので、やはり後ろにずらしてからエンジンとミッションの隙間を作り、そこのスペースでプレート交換をします。下の写真が出来た隙間の写真です。これだけあれば作業は簡単に出来ます。ただ、この作業はリフトがあったから簡単に思えるだけで、ウマとジャッキじゃ結構キツイと思います。元に戻す時にはATオイルが漏れるのでちゃんと補充します。
4.取替え
交換は形状が同じであればボルトで固定するだけなのでそれほど気にする事はありません。厚みが違ったんですが、大丈夫だろうと思いそのまま取り付け。重さも若干軽くなった気がします。たぶん乗ってて違いは分からないでしょうけど。
元に戻してたら「あっ・・・」って事に
スターターとプレートが近すぎる・・・。
エンジンかけたら、やっぱり「カチカチ」干渉音がします。
お約束ですね・・・。
←凄い至近距離でしょ? 全然笑えませんが。 例のごとくというか、やっぱりというかぁぁぁぁ
5.スターター調整
ここで出てきたのが、もう一つのスターター、スターターを交換する前に買ったもう一つのスターターです。これはギアの形状が若干違います。同じ品番なのに(笑)微妙な形の違いなんて関係ないんでしょうね、これぞメンド in USA でも、このおかげで何とかこのスターターとプレートの干渉は難を逃れそうです。スターターを外して、シムを入れる作業中です。
左の画像のように、付属のシムを入れます。シムを入れることによってスターター本体とブロックの隙間が出来て、駆動するギアがプレートと離れます。このスターターにはもう一つ、エンジンブロックとスターター本体に挟むシムも入ってますので、必要なら使ってみるといいと思います。さて、今回のシム入れですが、シムを入れるとボルトのかかりが浅くなり、何度かスターターを回すと外れそうになりますので、長めのボルトを買ってきて対処します。左が純正のボルトで、右が新しく買ってきた長いボルト。
そして取り付け
これで大丈夫だと思います。参考というよりやってみなきゃ分からない部分が多かったですね。今回は
スターターのギアはイグニッションを回すと飛び出て回るんですが、飛び出た状態を見たい場合は、スターターの配線のバッテリーのプラスからの線を外してイグニッションを回す。するとスターターは回らず飛び出るだけなので飛び出た状態を見れます。飛び出た状態スターターの歯とフレックスプレートの歯は指定された隙間が必要です。
6.完成
これで完成です。締め付けトルクとかは分からなかったので、整備士の方に勘でやってもらいました。この他、ミッションオイルの継ぎ足しなどもありますので、やっぱりプロの方についてもらってたほうが・・・自分の場合は一人じゃ無理だっただろうと思います。少しは工賃浮きますけどね。社外品のスターターなのでプレートカバーを加工して完了です。