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MSD Street Fire Distributor
さて、今回はディストリビューターの交換をします。
ディストリビューター(以下デスビ)はキャップやローターこそ消耗品として考えられるのですが、デスビ本体ごとの交換は初めてでした。
純正のデスビの時は、せいぜい点火時期を進める程度の事はしていましたが、今回はガバナースプリング+バキュームにて進角するタイプへ交換する予定です。
進角については詳しいサイトが沢山あるのでそこまで触れませんが、イニシャルタイミングを触るだけじゃ物足りないって人はやってみるべきでしょう。 セッティングが大変ですけどね ^^:

今回購入したのは MSD製のストリートファイヤ
ガバナースプリングとバキュームで進角するタイプです。
これで中・高速の加速力アップを狙います。
同時にデスビを押さえるプレートも買いました。

ノーマルのデスビだと、点火時期を触るのはイニシャルのみ
高回転でノッキングしたりするとどうしようもないので、回す人はストリートファイヤやプロビレットに交換するようですね。
他にもMSD社じゃなくてGMパフォーマンスも出してるし、マロリーも出してるので、調べてみるといいでしょう。
今回自分はMSDの6Aを入れてるので、統一しました。
ストリートファイヤより上のプロビレットは進角制限が出来て便利ですが
僕の場合そこまで回さないし、馬力もないので制限は必要なかった為ストリートファイヤにしました。
さて、買ってすぐ交換・・・とは行かず、バラします。
元々付いてるこの光ってる部分を進角部分をMSD製のキットと交換。
ガバナースプリングが3種類の中から選べるようにします。
キットの中にはスプリング3種類等入っていて、スプリングの硬さによって進角角度が変わるような仕組みです。
取り説に1000rpmだと何度進角 2000rpmだと何度進角 と言う風に書いてありますので、それを参照。
これが交換後の内部
見た目は寂しくなったけど、いい仕事してくれる・・・・・はず?
まず一番硬いスプリングを入れてデスビ交換し、様子を見ます。

よって、当然ながら今回必要な工具の中にはタイミングライトも必要になります。
デスビとタイミングライト、デスビレンチ、あとはプラスドライバーなど普段使うものさえあれば交換は可能。

(デスビレンチはあれば助かる程度、普通のキャブのSBCであれば9/16のコンビネーションでもボルト1本なので大丈夫だと思います。) 
さて、元あるデスビを外します・・・が
プラグコードを抜いてキャップを外し、ローターを確認
今現在何番をローターが指しているか把握しておきます。
デスビを抜いてみると分かりますが、1番なのか6番なのか分からなくなります。
当然、新しく入れたデスビがすんなり入っても、1番を6番に向けて取り付けるとエンジンはかかりません。
本来なら1番の上死点を出して作業を始めるのがベストです。
僕は、1番の上死点を出して、ローターの向きを確認、写真まで撮ってデスビプレートを外しました。
デスビを抜くときにローターをみると分かりますが、抜く時に左にローターが回転します。
それはデスビのギアがカムに連動しているから
カムの一番奥にあるギアがデスビのギアと噛みあって動く仕組みになっています。
外したデスビにはギアがありますね。
さて、その下にあるのはオイルポンプ。
デスビを下から見ると分かりますが、オイルポンプに刺さるように窪みがあります。
このオイルポンプにまでキッチリかみ合わないとデスビは刺さりません。
デスビが刺さる時の構造は左の写真のような状況。
左の写真だと・・・きちんと刺さりませんねw
オイルポンプのシャフトとデスビの窪みの向きが違います。 ここが一番作業中で面倒な部分
本来オイルポンプの向きがズレてしまうと、特殊工具などを使って向きを揃えますが、日本では売ってません。
外したデスビを改造して作る方法もありますが、長いマイナスドライバーがあれば解決します。
デスビの穴を上から覗き込むと見える程度ですので、50cmくらいあるマイナスドライバーを100円均一などで購入しておけば楽勝だと思います。
もちろんフェンダーの上に乗って覗き込む 結構シンドイ体制になりますが、特殊工具で何千円か出したり、外したデスビをバラしたりする作業よりマシだと思いますが・・・どうでしょう?

ちなみに、オイルポンプのシャフトを回す特殊ツールの名称はOil Pump Primerというもの。 デスビとオイルポンププライマーとタイミングライトを一緒に買えば間違いないと思います。


オイルポンプの向きまで揃っていれば、デスビを入れる作業は簡単です。
カムシャフトの向きは理屈上変わりませんので、デスビを指すときのギアによるローターの向きの変化まで考慮してデスビのインストールは完了。
あとはローターの向きに気をつけて取り付け(1番上死点を出しているのであれば、車体に向き合って右下をローターがさせば合ってますね)
あとはマークしたローターの角度と違っていないかを確認
その後は元に戻す作業です。
僕の場合は6Aを入れているので、デスビの配線が違います。
ローター配線が終わればデスビキャップを入れてプラグコードを指します。
デスビキャップ?? プラグコードの順番?って人はデスビ交換なんてしないと思いますが・・・プラグコードの順番を間違ったりしないように ^^:
念のために、一般的なシボレーのスモールブロックの点火順を・・・
右下が1番、それから時計回りに
1-8-4-3-6-5-7-2
ですね。
覚え方は
「イヤよ! 寒いのに何すんの!」


大事な事なので2回言います。
「イ(1)(8)(4)(3)(6)いの(5)に な(7)(2)すんの」

ですね。
くっだらないでしょ?w でも覚えちゃうでしょ?ww
シボレー万歳! 


デスビ交換が終わったら、エンジン始動。
変な振動がしていたり、エンジンがかからなかったらローターがズレてるか進角しすぎ・・・大体そういうのが原因でしょう。
排気音がおかしい、デカイ、振動がヒドイなども点火が遅い・・・もしくは早い可能性があり
全てはタイミングライトで見て、ずれてるようであればデスビを抜いてオイルポンプのシャフトをズラしてデスビ入れなおし、点火が遅いようであれば右周りにずらす、反対ならその逆
イニシャルを戻して、スプリングを一番硬いのにしてみてもエンジンがかからないのなら、配線ミスを疑う。
スプリングが一番硬い場合、1000rpmではほぼ進角していないので、元々の設定と変わらないのであれば、エンジンがかからず、アイドリングもしないことはないはずです。
必要な人は、このあとバキュームポートからデスビのバキュームを繋いで、トータルでの進角設定にあわせて点火時期を調整します。
これから走っては設定、走ってはスプリング交換の繰り返しをするんですねぇ・・・w

僕の場合はイニシャルが大体12度~17度、スプリングは一番硬いのが安定してました・・・少なくとも一番軟いのを使うと吹け上がりませんでした。
また、ガソリンがハイオクかレギュラーかでも結果が変わります。
ハイオクの方がノッキングはしにくいですし、MSDの6AなどのマルチスパークCDIを入れてる場合は点火タイミングが5度くらい変わってもノッキングはしないと言います。
もっとベストな点火タイミングを目指してバキュームを使う人、350エンジンへ乗せ変え済みの人など詳しい人はココを参考にするまでもないですが、初心者の方、初級からやっと抜け出せたレベルの人はやってみてセッティングが決まると中高速のトルクが結構増します。 おもしろいのでやってみては!?